神奈川県鎌倉市 五十嵐様邸 戸建て住宅改装工事
- 2015.1.30
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鎌倉らしい静かな住宅街に新居を構えられた五十嵐ご夫妻より、リフォーム工事のご依頼をいただきました。
ミュージシャンでもあり、春日部張子職人さんでもあるご主人様と奥様は鎌倉御成町の雑貨店「moln(モルン)」の店主様。
モルンさんのお店は、女性なら誰もが心ときめく、アンティークや雑貨、お洋服、アクセサリーなどであふれる、優しいぬくもりある空間です。
ご自宅の改装計画のテーマは「森」。
窓から見える木々と天井を抜いたことによって見える梁や下地の木材、そしてウッドデッキが周囲の環境に調和しています。
間取りの大きな変更はしていませんが、収納スペースを見直したり、洗面室への入り口の移動などによってシンプルで機能的な空間になりました。
建材選びには、たくさんのメーカーさんやインテリアショップに一緒に出かけ、全体のコストバランスを図りながら既製品、オーダーメイド商品と一点一点お選びいただきました。
床材、キッチン、洗面化粧台はパイン材を使用し、経年変化を楽しんでいただけます。
水栓金具や、シンク、ノブは細部までこだわっています。
小さなパーツ選びこそ大切なのです。
洗面室の床はユニットバスのアクセントパネルと同系色のコルク材を敷いています。
壁は場所によって、ビニルクロス、塗装用クロスを貼り分けています。
この空間の印象を決める一番面積のある壁面には、「森」にふさわしいFARROW&BALLのRENAISSANCEをお選びいただきました。
優しい柄と色調は落ち着きを与えてくれます。
玄関からリビングダイニングへのドアはボンコテさんで選んだフランスのアンティークドア。
幾重にも重ねられた塗料やドアノブの繊細さはうっとりするほどです。
リビングには、大きな書棚を造作しました。
CD、レコード、書籍が美しく並べられ、ギャラリーのようです。
今まで一緒に暮らしてきた家具、新居の為に新調した家具
奥様がイギリスでお求めになったアンティークの照明や雑貨達が仲良く並び、本当にお二人らしい空間になりました。
森の中の可愛いお家。花と本と音楽と珈琲。理想的な住まいです。